昨日、私保有、銀行預金通帳の記帳を、最寄り銀行支店内ATMで行ったのですが、利子といいますか、利息がついていました。その額なのですが、結構な額でした。私、驚いています。やはり、普通預金でも、政策金利0.5%ともなりますと、違うなと。昨年の今頃、こんな感慨にふける事はありませんでした。
私が驚いている位ですので、日本国内銀行各位は、うはうはでしょう。日本銀行様々です。天下りどんどんOKですよと。その代わり、どんどん、政策金利上げて下さいねと。保有資金に確実に、利子といいますか、利息がつくのですから。日銀から黙っていても貰えます。となりますと、今までの金利ゼロに等しかった世界とは違ってきます。下手に営業経費をかけて、無理に融資先を開拓する必要が無くなります。わざわざリスクを冒す必要もありません。こげつき融資の心配も減ります。特に、メガソーラー事業への融資は激減するでしょう。相手先企業も胡散臭いところが多いでしょうし、近隣住民から、環境破壊に関する抗議が、絶え間ないです。売電単価も下がりましたしね。手元資金を厚くして、利子を確実にいただいた方が賢いです。仕事をしなくてもお金が貰えます。こんな素晴らしい事はございませせん。
自然、銀行業界、営業部隊のリストラと言いますか、再編成が始まります。私、意外だったのですが、個人向け住宅ローンって、銀行側にとりましては、全然儲からない業務なんですってね。案件の数でこなして来た感じですか。そう言えば、手間ばっかりかかっている印象はあります。ましてや、現在、住宅ローン専門融資会社が複数以上、存在しておりまして、しかも、オンラインで、契約、融資が完結致します。
日本国内銀行業界、1990年代以降、過酷なリストラを始めましたが、上記理由で、ますますのリストラが実行されます。公共料金納付は、既に、コンビニ・スーパーでできます。ATMも、コンビニ・スーパー・商業施設に設置されていまして、そのかわりに、銀行の各支店が統廃合されました。そもそも、銀行の有人店舗が少なくなりました。銀行の仕事がどんどん無くなって来ているのが現状です。極端な話、手元資金さえ、潤沢にあれば、行員は、最低限の人数で済むわけです。
この様な状況で、これから、日本国内銀行業界はどうなるかと言いますと、ますます引きこもり状態となります。国内はです。海外向けは、がんがん投融資致しますが。となりますと、今後、国内で発生すると言いますか、考えられる現象は以下のとおりです。
①国内における新規融資先案件が激減致します。ましてや、個人住宅ローンにつきましては、上記のとおりです。銀行によっては、該当商品を扱わないところも増えてきています。通常案件同様、住宅ローン不払い発生案件も、今後増えますでしょうし。アメリカ関税の余波でです。
②日銀は、今後、政策金利を上げこそすれ、下げないでしょう。これから、日本国内も、大不況期に突入するので、本来ならば、政策金利引き下げをすべきなのですが、日本国内銀行業界の熱い要望を断る訳にも参りません。もしも下げたら、日銀OBの天下り先が無くなります。
③従いまして、日本国内の銀行は、手元資金を厚くするべく、貸し剥がし、銀行預金獲得競争に走る事でしょう。まるで、昭和40年代の銀行の有り様です。当時の企業、そもそも銀行から融資を受けるためには、相当の銀行預金を該当銀行にしなければいけなかったそうです。
以上3点です。となりますと、経済の血液である、お金、そのお金の流れが滞り、さらに不況が加速する。こんな状況になるのではないかと、私、現段階から、多少は、懸念しております。しかしながら、前世紀とは違いまして、国内銀行の重要性は、低くなりました。個人も、企業も、国内銀行以外からの資金調達が容易になりましたし。では今後、どうなるのかですが、日本国内銀行のより一層の統廃合が加速されますね。少なくとも、手元資金の薄い銀行は生き残れません。淘汰されます。ここで、ようやく、銀行の新しいビジネスモデルの開発が模索されるのでしょう。かなり、遅きには失しましたが。
今回は以上でございます。今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。
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