アメリカ政府と致しましては、対日関税・非関税障壁を、早く取っ払いたいとの事ですので、究極的には、相互ゼロ関税、つまり、日米どちらも、全ての品目輸出入について、関税をゼロにすればよろしいのです。
いわゆる日米2国間自由貿易協定の締結が必要です。しかしながら、お互いの国内事情がございまして、大きな産業構造変換が求められます。特に日本です。具体的には、日本国内農林水産業です。この分野、もっと、大々的に投資致しまして、大規模化、機械化、自動化しなければいけません。これをやらないで、このまま相互ゼロ関税に移行しますと、数年を待たず、日本国内各市場、アメリカ産農林水産品に席巻されてしまいます。今でもそうですが、なおさらです。
ですので、上記産業は、段階的に日本は、解放していく事です。でも、時間はありません。今までも十分に時間はあったのですが、歴代内閣・政府が仕事をしてこなかったので、現在の状況となっています。これから、5年間で、大変革していきましょう。所管官庁は農水省でして、既に要らない役所です。先週、現与党本部で、農水省事務次官とその子分どもが、謝っていました。実は米が足りなかったと。お前ら、今頃わかったんかいと。税金泥棒の典型ですね。こんな奴らにも退職金が出るのですから、おめでたいにもほどがあります。ですので、無能な役所は、減らしこそすれ、増やしてはいけないのです。どんどん減らして行きましょう。職員ごとです。税金の無駄使いです。では、今後、どうやって、日米間貿易不均衡、早い話、アメリカの入超を、減らして行くかです。早急に実績を作らなければいけません。日本の対アメリカ貿易黒字が年間10兆円と致しまして、この金額をまずは、埋めて行く作業が必要です。数字は嘘をつきません。以下、私の考えです。
①アメリカ関税引き上げにより、中国大陸は、アメリカからの製品・産品輸入を手控えています。第一次トランプ政権下でも同様の現象がありました。特に大豆です。このアメリカ産大豆を日本が、中国大陸が輸入しなくなった分、直ちに輸入いたします。アメリカにおかれましては、同盟国価格で、お安くして下さい。用途ですが、脱脂して、大豆油は、自動車燃料・航空燃料に致します。脱脂後大豆は、家畜飼料に回します。日本国内産大豆は食品原料に使います。
②日本は、アメリカ産原油、天然ガスを、この下半期移行、昨年同月比で(量換算です)10倍以上に増やします。特にアラスカ産原油・天然ガスです。
③実は、アメリカ国内、有望な金鉱山が、たくさんございます。これらの金鉱石を、日本は、どんどん輸入致します。加えまして、アラスカにもまだまだ、有望な金鉱脈がありまして、これは、今後の日米共同開発によりまして、掘り当てて行きます。アラスカにおきましては、既に日米間で、決定致しました原油、天然ガスの共同開発プロジェクトがスタートしています。連動いたしまして、金鉱石も輸入する次第です。ちなみに、精錬後の金地金でも構いません。
以上です。あっという間に、年間10兆円は埋まりますでしょう。一つ懸念材料と致しまして、上記②のアラスカ産原油、天然ガス輸入についてです。冬場の北太平洋航路は、荒天時、波風が荒く、巨大な10万トンタンカー・LNGタンカーと言えども、万全な安全航行が可能なのかとの心配は残ります。願わくば、アラスカ⇒カナダ⇒アメリカ(シアトル港かその沖合)まで、原油ならびに、天然ガスパイプラインを増設するのが望ましいのですが、何せ、お金と時間がかかります。アラスカ産原油、天然ガスの輸入拡大はもちろんなのですが、当座、冬場は、アメリカ内地産原油を、シアトルか、ロスか、サンフランシスコで(アメリカ国内パイプラインを利用してです)受け取れる様に調整する必要がありそうです。いずれに致しましても、大勢に影響はございません。
今回は以上でございます。今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。
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